障がいがあっても、働く喜び、役に立つ喜びを感じてほしい
ウェルフェアトレードを実現したい
わたしたちは地域の人たちが笑顔になるパンやお菓子を作っています。
地域の‘困った’に少しでも役立つ活動をしています。
ひとつ特長的なのは、一緒に働く仲間が障害を持っている人たちということです。
一般就労はむずかしい、でも福祉支援を受けながら働いたりスキルアップがしたいこういった希望を持つ人たちが働くわたしたちのような場所は障害者就労継続支援B型事業所と呼ばれています。
パンやお菓子を作って売ったり、地域の困ったを解決することで得た売り上げは働くみんなのお給料(工賃と呼びます)となり、生活の支えになります。
働くみんなの張り合いは、「おいしい」「ありがとう」というお客さまの声。
そしてみんなと働く職員の張り合いは、障害があっても自分で働き、地域社会の一員として誰かの役に立つことの喜びを感じているみんなの姿。
だから働くみんなも職員も一緒になって、お客さまに喜んでもらえるよう、日々努力しています。
ウェルフェアトレードは、「Welfare=社会福祉」と「Fair Trade=公正な取引」を掛け合わせた造語だそうです。
わたしたちに当てはめるなら、障がいがあっても働きたい人が、やりがいをもって生産活動を行い、その活動で生まれたモノやサービスが適正な価格で取引される。
それによって、働く喜び、誰かの役に立つ喜び、生きていることの価値が実感できる、ということになると思います。
ウェルフェアトレードは、まさにわたしたちが目指すところで、実現させたいところです。
そのための挑戦を続けていきます。
ミャンマー産そば粉クッキー
わたしたちの新しい挑戦として、ミャンマー産のそば粉を使ったクッキーがあります。
ミャンマー産のそば粉は、知人を通して出会いました。
ミャンマーはかつて麻薬の原料となるケシの生産地でした。
麻薬・貧困撲滅の対策として日本はそばの栽培技術を提供、出来たそばを買い取る仕組みを作りました。そばは製麺されたり、そば焼酎になったりして、日本国内で販売されています。
バリエーションの一つにクッキーというお話があり、手を上げました。
私たちの役割
日々焼き菓子を作っているわたしたちは、この個性的な素材を扱うことに意欲が湧きます。
また麻薬・貧困撲滅といった大きな社会課題の一端に、わたしたちが仲間とともに、ウェルフェアトレードで参加できることも、大きな励みです。
みなさんに、わたしたちが作ったクッキーを食べていただき、「クッキーを美味しく食べて、麻薬・貧困撲滅」ということにつながれば、働くみんなとともに、大きな喜びです。
ウェルフェアトレード×フェアトレード=みんなの幸せ それがわたしたちの役割です。